トイレのレバーを回しても水が流れない、という状況に悩まされていませんか?
レバーを操作しても手応えがなく、明らかに異常がある場合は、タンクの蓋を開けて修理する必要があります。
この記事では、
・トイレのレバーが上手く機能しない原因とその対処法
・水が流れない場合の応急処置
上記について詳しく解説します。
是非、最後までお読みいただき、トラブルを解決してください。
目次
トイレのレバーの仕組み
トイレのレバーを回すと、通常は水が流れるはずです。
しかし、レバーが空回りして水が流れない場合、その原因の多くは、レバーとフロートバルブをつなぐチェーンの問題にあります。
チェーンが外れていたり切れていたりすると、レバーを回しても水を流すことができません。
しかし、「フロートバルブ」と「チェーン」が何か、と疑問に思う方もいるでしょう。
普段、トイレの水がどのような仕組みで流れるかを考えることは少ないですよね。
トイレの水が流れる仕組みは以下の通りです。
1.レバーを回す
2.レバー軸が回転する
3.チェーンが引っ張られる
4.フロートバルブが開く
5.水が便器に流れる
6.浮き玉が下がる
7.止水弁が開く
8.給水が始まり、タンクに水が溜まる
9.浮き玉が上がり、止水弁が閉じる
この一連の流れで、トイレのタンク内に再び水が溜まります。
この仕組みを理解すると、レバーが空回りする原因がなんとなく分かるでしょう。
主な原因は「チェーン」「フロートバルブ」「レバー軸」の3つです。
ほとんどの場合、チェーンの不具合が原因なので、適切な対処が必要です。
トイレのレバーが空回りする3つの主な原因
トイレの水が流れる仕組みは、複数の部品が連携して動作することにより成り立っています。
その中でも、レバーが空回りする原因として特に重要なのが「チェーン」「フロートバルブ」「レバー軸」の3つです。
これらの部品の特徴を理解しておくことで、同じトラブルに直面した際にも冷静に対応することが可能になります。
以下で、それぞれの原因について詳しくご紹介します。
チェーンの不具合
トイレのレバーを操作する際にはある程度の力が必要です。
これは水の重みを引き上げるためです。
毎回、同じ強さで引っ張られるチェーンは、水中に常に浸かっているために劣化しやすく、切れてしまうことがあります。
また、フロートバルブの接続部からちぎれたり、外れたりすることもあり、これがレバーが空回りする原因となります。
ほとんどの場合、このチェーンの問題が原因です。
チェーンやフロートバルブの交換、または外れたチェーンの再接続によって修理が行われます。
フロートバルブの根本部分の不具合
チェーンに問題がなければ、フロートバルブの根本部分をチェックしてみましょう。
フロートバルブはオーバーフロー管の下に位置しており、固定されていません。
使用による劣化や外れることがあります。
わずかなずれでも水が完全に流れ出てしまい、レバーが空回りするトラブルが発生します。
レバー本体の不具合
チェーンやフロートバルブに異常がない場合、レバー本体の不具合が考えられます。
レバーの軸部分が根本から折れたり、歪んでいることが空回りの原因となることがあります。
この場合は、レバー本体の交換が必要となります。
これらの原因を理解し、適切な対処を行うことで、トイレのレバーの空回り問題を解決することができます。
タンク蓋の開け方
トイレのレバーが空回りするとき、実際にタンクの蓋を開けて確認することが重要です。
目視で確認できれば、原因を特定し適切な対処が可能になります。
また、水が流れない状態では臭いの問題もあるため、応急処置のためにもタンクの蓋を開ける必要があります。
この段階ではまだ修理は行いませんが、フロートバルブを確認する際には汚れてもよいゴム手袋を着用しましょう。
タンクの蓋の開け方と確認ポイント
止水栓または元栓を閉める
タンク内の水を空にするため、作業前に給水を止めておくとスムーズです。
タンクの蓋を開ける
手洗い栓がないタイプ
そのまま上に持ち上げて外します。
手洗い栓があるタイプ
ボールタップから給水管が上がって手洗い栓に接続されている場合、垂直に持ち上げて外します。
蛇腹ホースで繋がれている場合は、ナットを緩めて取り外します。
チェーンの確認
レバーとフロートバルブを繋ぐチェーンを確認します。
多くの場合、この段階で原因が特定できます。
チェーンが外れている場合は再接続し、切れている場合は新しいチェーンに交換します。
レバー本体とフロートバルブの確認
チェーンに問題がなければ、
「レバー本体の軸が折れていないか?」
「オーバーフロー管の下に付いているフロートバルブが外れたりずれていないか?」
を確認します。
注意点と対処法
自信がない場合は水道修理業者に依頼
トイレの修理は比較的簡単ですが、タンク内の修理中に他の部品を破損させることがあります。
特にオーバーフロー管などを折ってしまうトラブルが多く、部品の交換が必要になることもあります。
応急処置
チェーンが外れている場合は、チェーンを直接引っ張ってフロートバルブを開き、水を流すことができます。
フロートバルブが原因でレバーが空回りしている場合は、バケツに水を溜めて高い位置から便器内に水を落として流しましょう。
トイレのレバーが空回りする原因と対処法
トイレのレバーが空回りする場合、原因に応じた修理が必要です。
以下に、主な原因とその修理方法を紹介します。
チェーンが外れている場合
・止水栓または元栓を閉める。
・タンクの蓋を取り外す。
・タンク内の水を排水する。
・チェーンを取り付け、長さを調整する(理想的な長さは玉が5~6個余る程度)。
・止水栓を開けて水の流れを確認し、レバーの空回りが解消されているか確認する。
チェーンが切れている場合
・止水栓または元栓を閉める。
・タンクの蓋を取り外す。
・タンク内の水を排水する。
・切れたチェーンを新しいものに交換する(長さは玉が5~6個余る程度に調整)。
・止水栓を開けて水漏れがないか確認し、レバーが正常に動作するか確認する。
フロートバルブがずれている場合
・止水栓または元栓を閉める。
・タンクの蓋を取り外す。
・タンク内の水を排水する。
・レバー側のチェーンを取り外す。
・フロートバルブを新しいものに交換する。
・レバーにチェーンを取り付け、長さを調整する。
・止水栓を開けて水の流れを確認し、レバーの空回りが解消されているか確認する。
レバー本体が破損している場合
・止水栓または元栓を閉める。
・タンクの蓋を取り外す。
・タンク内の水を排水する。
・レバー側のチェーンを取り外す。
・レバーを固定するナットを緩めてレバーを取り外す。
・新しいレバーを取り付け、チェーンを取り付ける。
・止水栓を開けて水漏れやレバーの動作を確認し、問題がなければタンクの蓋を閉める。
これらの手順に従って修理を行っていきましょう。
トイレレバーの調子が悪い時は「たうん水道修理センター」へご相談を!
いかがでしたでしょうか。
・トイレのレバーが、戻らない場合
・トイレのレバーが、空回りしてしまう場合
上記の場合は、トイレのレバー自体の故障だけでなく、ゴムフロートやチェーンに異常がある恐れがあります。
トイレのレバーを確認するだけでなく、トイレタンクの内部もチェックしてみましょう。
「リモコンのボタンで便器を洗浄するタイプのトイレ」
「オート洗浄のトイレ」
上記のタイプのトイレをお使いの方は、「たうん水道修理センター」へご連絡を!
トイレレバーや、ゴムフロートの交換に自信が無い方も、ぜひお問い合わせ下さい。
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