毎日、
「使用するトイレの流れが悪くなったな」
と感じたら、トイレの配管が詰まっているかもしれません。
放置することで、大掛かりな工事が必要になることもあります。
ですので、トイレつまり修理は、なるべく早いタイミングでの対応が求められます。
そこで、今回は、「トイレの排水管がつまる原因」について徹底解説します。
トイレつまり修理を解消するために、知っておきたいポイントを解説していきます。
そして、記事の後半には、
「トイレつまり修理を予防するための対策法」
についてもご説明します。
最近、
「トイレの流れが悪くなったと感じている方」
はもちろん、
「これから起こり得るトイレのトラブルに備えておきたい人」
も必見です。
是非、参考にして下さい。
目次
トイレで排水管につまりが起きた際の原因
「トイレの排水管がつまったかもしれない」
と感じたら、次に紹介する原因が考えられます。
該当するものが無いかを、確認しながら読み進めて下さい。
▽トイレの排水管がつまる主な原因
- トイレの排水管に異物が詰まっている
- 水圧が弱い、水量が不足している
- 尿石が溜まっている
その1|トイレの排水管に遺物が詰まっている
よくあるトラブルがトイレの排水管に異物が詰まっていることが原因で、トイレつまりが発生するケースです。
・大量のトイレットペーパー
・食べ残し
・吐しゃ物
上記の物を、トイレに流してしまったりする事で、トイレの配管がつまりやすくなります。
その他にも、
・女性用の生理用品
・オムツ
・お尻拭き
上記などを間違って、トイレに流してしまう事でも、トイレのつまりが発生すると言われています。
さらに、
・スマホ
・お子さんのおもちゃ
・胸ポケットに入れたボールペン
など、小物類をトイレの便器内に落としてしまう事もよくあるケースです。
その2|トイレの水の水圧が弱い、水量が不足している
トイレを流す際の水量が少なかったり、トイレの水圧が十分でなかったりする事で、トイレのつまりの原因となってしまいます。
トイレで使用したペーパー類や、大便をきちんと流せないと、トイレ配管内部に異物が留まってしまい易くなります。
トイレの水圧が弱い場合は、トイレタンク内の部品が故障している事があります。
また、止水栓が十分に開ききれていない事も考えられます。
トイレの水圧が弱いと感じる場合は、マイナスドライバーを用いて、止水栓を調整してみましょう。
反時計回りに回すことで、止水栓が開きます。
その3|トイレに尿石が溜まっている
トイレに異物を流した記憶もないのに、トイレの水の流れが悪い場合は、トイレの便器の中や配管部分に尿石が溜まっている事も考えられるでしょう。
尿石は、尿に含まれるカルシウムが固まった物です。
放置してしまうと、トイレの臭い・トイレつまりの元となってしまいます。
尿石は一度出来てしまうと、固まってしまう為、取り除くことが非常に困難です。
薬剤を使って取り除く事も出来ますが、かなり毒性の強い洗剤が多く売られています。
ですから、使い方をきちんと守って作業する必要があります。
自分で対処できない場合は、トイレ専門の業者にクリーニングを依頼しましょう。
トイレで排水管につまりが起きた際の対処法
・トイレの流れの悪さを感じたりする場合
・トイレの水を流す際に何か変な音がしたりする場合
上記の場合は、トイレの排水管につまりが生じているかもしれません。
ここからは、「トイレつまりの具体的な対処法」についてご紹介します。
しかし、紹介する方法はあくまでも、トイレの応急処置です。
その事を理解した上で、作業していきましょう。
▽トイレの排水管のつまりが発生した際の対処法
- ラバーカップを活用する
- 真空式パイプクリーナーを活用する
- ワイヤー式のクリーナーを活用する
トイレつまり対処法その1|ラバーカップを活用する
トイレのつまりを解消する、便利アイテムであるラバーカップを使った対処法をご紹介します。
ラバーカップは、やみくもに使っても効果を発揮しませんので、以下の手順で作業してください。
▽ラバーカップの使い方
- 止水栓を止める
- 便器の下の床にビニールシートやタオルなどを敷く
- ラバーカップを使用してつまりをとっていく
トイレ止水栓を開いた状態で作業すると、水漏れが発生してしまう可能性がありますので、注意が必要です。
必ず、トイレ止水栓を止めた状態で作業してください。
トイレ便器に水が溜まっている状態で、水の中でカップを押し込み、力強く引っ張っていきます。
コポコポとした音が鳴っていれば、トイレつまりが解消したサインです。
トイレつまり対処法その2|真空式パイプクリーナーを活用する
ラバーカップよりも、強力な吸引力を誇るのが、真空式パイプクリーナーです。
ポンプを活用して吸引していくので、ラバーカップで解消しなかった、トイレつまりもこのアイテムで解決するかもしれません。
使い方はラバーカップと同様、クリーナーのカップ部分を便器のくぼみ部分に押し当てます。
そして、クリーナーのハンドルを押したり引いたりして、つまりの元を取り除いていきます。
真空式クリーナーを購入する際は、トイレ便器にあったサイズのアイテムを選びましょう。
真空式クリーナーの中には、洗面台やシンク用の物もあります。
ですので、洋式トイレなどの大型タイプを選ぶのがオススメです。
トイレつまり対処法その3|ワイヤー式のクリーナーを活用する
カップ式やポンプ式のアイテムではなく、ワイヤータイプのクリーナーも、是非使っていきましょう。
ワイヤー式のトイレクリーナーは、先端に取り付けられたブラシなどで、異物や汚物を配管の奥に押し出すだけではありません。
ワイヤー式のトイレクリーナーは、引っ掛けることでも、トイレつまりを解消出来るとても便利なアイテムです。
ワイヤーの先端部分を、トイレ便器内部に差し込んでいき、ハンドル部分を回しながら奥に押し出していきます。
ワイヤー部分を奥の方まで押し込めない場合は、トイレつまりが発生している可能性があります。
無理に押し出そうとせずに、ハンドル部分をゆっくりと回しながら様子を見ましょう。
場合によっては、ワイヤーの先端部分で異物を引っ掛けて取り出すこともできます。
トイレにつまったものによって、対応の仕方も異なります。
ですので、ご自分で対処出来ない場合は、早めに業者に連絡するのがオススメです。
トイレで排水管につまりが起きた際の注意点
ここまで、誰でもかんたんにお試し頂ける、トイレつまりの解消方法についてご紹介しました。
しかし、正しい方法で対処せずに、万が一間違った方法で対応してしまうことで故障の原因となったりします。
そして、最悪の場合は大規模工事が必要になったりする事も考えられます。
ですので、注意しなければなりません。
ここからは、トイレのつまりが生じた時の為に知っておきたい2つの注意点についてご紹介しましょう。
▽トイレのつまりが生じた際の注意点
- 無理に自分でやろうとしない
- 放置しても改善しなければ業者に依頼する
トイレつまり注意点その1|無理に自分でやろうとしない
トイレのつまりが発生した際は、なんとか自分で対応したいと誰もが思う事です。
もちろん、自分で対応出来る事もあります。
ですが、業者に頼らないといけないケースも沢山あるという事を理解しておきましょう。
ネット上には、危険な対処法や間違っている対処法が紹介されている事もあります。
ですから、対応方法を間違えてしまうことで、より事態を悪化させてしまう事も考えられるでしょう。
無理に自分でやってしまう事で、取り返しのつかない事態になってしまう事もある為、注意が必要です。
ラバーカップなどのつまり解消アイテムを使っても、状況が変わらない場合は、業者に修理や点検を依頼しましょう。
トイレつまり注意点その2|放置しても改善しなければ業者に依頼する
ある程度時間を置いてから、タンクに貯まった水を一気に流す事で、トイレつまりが解消することも考えられます。
ですが、この場合は水に溶ける素材や物質がつまっているケースのみと考えましょう。
・トイレットペーパー
・水に溶けるタイプのお尻拭き
・ペット用の砂
などは、水に溶けやすい素材の為、時間が経てば自然に溶けていくはずです。
放置する時間は大体2〜3時間程度と考えましょう。
それ以上放置しても変化が見られない場合は、自然解消が難しいと考えましょう。
そして、なるべく早いタイミングで、業者に修理を依頼しましょう。
例え、水に溶けやすい素材の物であっても、一度に多くの分量を流してしまう事でつまる可能性もあります。
この場合は時間が経過しても問題が解消しない可能性が非常に高いです。
ですから、専門業者への依頼が必要になる事が考えられます。
トイレで排水管つまり放置するとどうなる?
「時間が経てば、自然につまりは解消されるだろう」
と軽い気持ちで構えていると、取り返しのつかない事態となってしまうことも考えられます。
そこで、ここからはトイレの排水管つまりを、そのまま放置する事で考えられるリスクについてご紹介します。
▽トイレのつまりを放置することのリスク
- 自分で直せなくなる
- 水が逆流する
- 集合住宅での二次被害
トイレつまりリスクその1|自分で直せなくなる
トイレつまりが生じて直ぐの場合は、ほとんどのケースでラバーカップなどアイテムを活用すればつまりを解消出来ます。
このように、程度の軽いつまりであれば、自分で簡単に対応出来たりします。
ですが、放置する事で事態が深刻化する可能性が高いです。
トイレの水の流れが悪いと感じ始めたら、自分で対応出来なくなる前に、早めの対策を取っていきましょう。
トイレつまりリスクその2|水が逆流する
便器の奥や配管部分につまりが発生すると、流した水が便器内に逆流してしまいます。
トイレつまりがひどい場合は、汚水が外に溢れてしまう事も考えられます。
そうなってしまうと、掃除が大変になるだけでなく、衛生面でも体に悪影響を及ぼしてしまう危険があるのです。
トイレつまりリスクその3|集合住宅での二次被害
戸建て住宅にお住まいの方以上に、集合住宅にお住まいの方は、トイレのつまりが起こらないように、日々のトイレのクリーニングや取り扱いが非常に大切になってきます。
トイレのつまりを放置してしまう事で、水の逆流や水漏れが起こる可能性があります。
さらには、近隣住民の方達への被害が、発生する可能性があるからです。
下の階の部屋に、トイレから水漏れが発生してしまうと、
「家電や家具などの家財を弁償しなければならない」
などのケースも考えられます。
壁紙や床の張替が必要になる事もあります。
ですので、集合住宅のトイレのつまりは、迅速に対応していく必要があるのです。
トイレで排水管つまりを起こさないための予防策
トイレの排水管のつまりを防ぐためには、次のトイレつまり予防策を実施していきましょう。
▽トイレのつまりを発生させないための予防策
- トイレットペーパーをまとめて流さない
- 異物が落ちた時は無理に流そうとしない
- トイレの中に小物を置かない、持ち込まない
- トイレを使った後は毎回流す
- ペットボトルをタンクに入れる節水方法を避ける
これらの予防策を徹底する事で、トイレのつまりが生じるリスクを抑えられるでしょう。
まとめ
トイレの排水管のつまりが発生する原因や、対処方法について詳しくご紹介しました。
▽トイレの排水管がつまる主な原因
- 排水管に異物が詰まっている
- 水圧が弱い、水量が不足している
- 尿石が溜まっている
トイレの流れが悪いと感じ始めたら、トイレの排水管のつまりを疑うようにしましょう。
ご紹介した便利アイテムを活用しながら、日頃からトイレのお手入れをしていく事がとても重要です。
ご自分で対処出来ないと感じたら、無理をせずに専門業者に依頼していきましょう。
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