自宅のキッチンやトイレからポコポコという異音を聞いたことがある方は、意外と多いのではないでしょうか。
しかし一時的なものだからと特に対処はせずにそのままにしている方もいらっしゃると思います。
この音がなぜ鳴るのか?
鳴った時にどうすべきか?説明していきます。
音の原因
初めに、音の原因について考えましょう。
異音にはいくつかのパターンがありますので、今までご自身が経験した状況の特徴と照らし合わせてみてください。
思い当たるものや、当てはまるものがあるかもしれません。
しかし専門的な判断は個人では難しいので、ご自身で決めつけずにあくまで参考程度に考えてください。
台所の場合
台所の排水溝からポコポコと音がする場合、食品のつまりや排水管の劣化が疑われます。
ここでは、それぞれの詳しい原因を見ていきましょう。
食材・油・洗剤のつまり
一般的に、料理をする台所の排水溝には、水道水だけでなく食材の一部や汁、油などが流れ込んでしまっています。
揚げ物で使った油をそのまま流すことはなくても、肉汁やラーメンの残り汁、食器を洗う際の洗剤など、どうしても流すことを避けられないケースもあるでしょう。
排水溝に流れ込んだ生ゴミや油分・脂分・洗剤はどんどん蓄積され、排水管の水の流れを悪化させます。
上手く排水されないと排水管内の空気が行き場を失い、溜まった水を押し上げる形で逆流するため、ポコポコといった音がします。
自然環境を守りつつ、台所の排水溝のポコポコ音を防ぐためには、ネットを張るか食べ残しを避けるなど、排水溝にできる限り物を流さない工夫が必要です。
排水管の劣化
排水管自体も経年により老朽化する可能性があります。
排水管の腐食した部分にはゴミや油分が溜まりやすく、水の流れを遮ってしまうリスクが高いです。
その他の要因
台所の異音は、汚れや劣化以外の要因も考えられます。
例えば、台風や大雨の日は下水処理に時間がかかり、排水溝の水の流れも悪くなるケースがあります。
特に、土地が低い地域では雨水が排水管・下水管内に入り込み、空気を押し上げてポコポコと音をならす可能性が高いです。
天候が原因と考えられる時は、一時的な現象のため放置しておいても問題ありません。
他にも、アパートやマンションに住んでいる場合、他の部屋で水を流した時にポコポコと音がする場合があります。
建物内のどこかの排水管がつまっていたり、設計・構造により空気の抜け穴がなかったりなど、自室のみでの解決は難しいことが多いです。
音が気になる際は、管理人に相談してみるのがおすすめです。
トイレの場合
トイレからポコポコと音がする場合、そのまま使用しても問題ないか不安な方も多いと思われます。
ここでは、トイレの異音の考えられる原因を見ていきましょう。
汚れ・異物の蓄積
毎日使うトイレは、便器・排水管・下水管・下水マスなどに汚れが蓄積し、つまりの原因となり得ます。
トイレットペーパーや排泄物を大量に流したり、水に溶けない固形物を誤って流したりしてしまうと、便器の奥や配管内で引っ掛かり、トイレつまりを招く可能性が高いです。
トイレ内に汚れや異物が溜まると、水の流れが悪くなり、ポコポコといった音がする時があります。
これはトイレつまりのサインかもしれないため、水漏れや破損を防ぐための早めの対処が欠かせません。
排水管の劣化
通常、排水管は水が流れやすい方向へと勾配をつけて設置されています。
ただし、経年劣化により勾配がなくなったり、排水管が歪んでしまったりすると、水が配管内に溜まって排水溝から異音が生じる可能性があります。
その他の要因
台所の場合と同じく、大雨や近隣住民の排水に影響されて、トイレからポコポコといった音が聞こえるかもしれません。
他にも建物の構造上、排水経路がスムーズでなく配管内の空気が引っ張られて音がなるケースがあります。
音の対処法
では、台所やトイレの音が気になる場合、どのように対処すべきでしょうか。
台所の場合
台所の排水溝の音を防ぐためには、掃除が欠かせません。
排水溝・排水管の掃除
排水溝の掃除では、まずカゴを取り出し生ゴミやヘドロ・ぬめりを取り除きます。
重曹やお酢、市販のキッチンハイターの使用が効果的です。
排水管もパイプクリーナーを流し込み数十分放置した後、十分に流せばつまりの原因を溶かせるでしょう。
排水溝や排水管のつまりが頑固にならないように、定期的な掃除が推奨されます。
掃除しても音が解消されない際は、下水管や建物の構造に問題があるかもしれません。
管理人に相談し、専門業者に見てもらうのがおすすめです。
トイレの場合
トイレからポコポコと音がする場合は、トイレ内でつまりが発生している可能性が高いため、つまりの原因を取り除きましょう。
つまりの解消
目視できる範囲に異物がつまっている時は、ゴム手袋を装着して直接手で拾うのが安全です。
また、トイレつまり解消アイテムとしてラバーカップが挙げられます。
ラバーカップはトイレットペーパーや排泄物など水溶性の物のつまりに有効です。
しかし、水に溶けない固形物は余計に排水管の奥へと流れてしまい、つまりを悪化させる恐れがあるため、使用はおすすめできません。
まとめ
排水溝が立てる音について、少しでも知ってもらえたでしょうか?
知識があれば、いざという時も慌てずに対処が出来るかと思います。
また清掃を行う習慣がない方も、これを機に定期的な排水溝の清掃を実行してみてください。
日常生活を送っているだけで、誰にでも起こりえるトラブルなので、できる限り事前に対策をしておくようにしましょう。
しかし目に見えない部分の異常は個人ではどうしても手が出しにくいものです。
無理して自分で対処しようとせずに、業者に相談しつつ落ち着いて対応してください。
「たうん水道修理センター」では、ありとあらゆる水回りのトラブルを解決しています。
短時間修理を得意とし、専門業者だからできるプロフェッショナルな仕事に定評があります。
排水溝音が気になる方は、一度「たうん水道修理センター」へご連絡下さい。
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