特定の季節になると、水道トラブルが発生しやすくなるということをご存じない方は多いのではないでしょうか。万が一トラブルが発生してしまった場合にはすぐ対処してほしいものですが、同じタイミングで依頼が殺到してしまうと業者も即時対応が難しいかもしれません。
あらかじめどのようなトラブルが発生しやすいのかを把握しておくことで、予防可能です。そこで今回は水道トラブルの季節的な要素についてご紹介いたします。
夏によくある水道トラブル
夏は、他の季節に比べて水道トラブルが多く発生する傾向にあります。その原因としては、お盆休みや夏休み等の関係によって普段よりも自宅に人がいる時間が長くなり、使用頻度が高くなるためです。使用頻度が高くなればなるほど、故障などのトラブルに関しても発生率は高くなりますので、結果的に夏は水道トラブルが起きやすくなっているのです。
そんな夏の水道トラブルですが、設備別となると圧倒的にトイレが多いです。やはりお風呂やキッチンは自宅にいたとしてもそこまで使用頻度が高くなるわけではありません。しかし、老若男女問わずトイレは確実に使用しますので、結果的にトラブルが発生しやすくなるのです。トイレのトラブルといえば詰まりが代表的ですが、夏のトラブルに関しては圧倒的に水漏れの発生率が高くなっています。詰まりは配管で起きますが、水漏れですと便器と床の隙間をはじめ、水栓の継ぎ目やタンクなど漏れる可能性がある箇所が意外にも多いので問題が起きやすいのです。
一方でキッチンでのトラブルとなると、詰まりが最も高い傾向にあります。キッチンの使用頻度が高くなると排水口に流す回数も多くなりますので、油などを多く流してしまい最終的に詰まってしまうというわけです。とくに夏の時期は気温も高いので、排水管内部に付着していた生ゴミなどが腐敗し、詰まりの原因になってしまうことがあります。また、ぬめりが発生しやすいというのも原因となります。
浴室に関する水道トラブルとしては、水が出ないというトラブルが一番多いです。シャワーやカランの故障によって水が出なくなってしまった、壁の中にある配管部分で水漏れしていることによって本来の出口からでなくなってしまったということなどが考えられます。夏場は汗をかきやすいのでシャワーに使用頻度も高くなりますので、これも使用頻度に起因するトラブルとなるでしょう。
業者のスケジュールを考慮しておくと安心
夏に発生する水道トラブルにおいて注意しなければならないのは、業者の即時対応が難しい可能性が高いということです。水道トラブルは素人でも対処できる詰まりのようなものもありますが、それ以外の水漏れなどに関してはプロでなければ改善が難しいです。そのため発生したらすぐに業者に連絡をして駆けつけてもらう必要があります。しかし、夏の時期はトラブルの発生率が高いため、依頼が殺到し業者も対応が追いつかないことが考えられます。
希望としてはトラブルが発生したその日中に改善してほしいと思いますが、翌日あるいは翌々日の対応になってしまうこともあります。たとえばトイレで水漏れしてしまっている場合には、業者の方がきてくれるまでの間はタオルで包むなど、なんとかして水漏れ部分をケアしなければなりません。それではどうにもならないような勢いで漏れてしまっている場合には絶望的です。夏の時期に向けて、こまめにメンテナンスをするなどしてトラブルの発生を予防することが求められます。
また、日常においては支障がないレベルの故障やトラブルが前から発生していたものを、お盆休みの時期に依頼されるケースが多い傾向にあります。ところが夏の水道トラブルの発生率の高さから、お盆期間に対応してもらうことができないことも考えられます。さらに業者が対応できないタイミングであることも考慮しなければなりません。多くの業者はお盆休みをとりますので、そもそも依頼を受け付けていないのです。急遽発生してしまったトラブルに関してはどうしようもありませんが、前もって発生しているトラブルに対しての修理に関しては、夏のピーク時を避けるために業者のスケジュールを考慮しておくことで先送りにしなくて済むでしょう。
冬によくある水道トラブル
冬は夏以上に水道トラブルが発生しやすい季節です。その理由は温度差にあります。たとえばキンキンに凍ったお皿に対して熱湯をかけると、お皿は割れてしまいます。これは温度差によってお皿が耐えられずに割れてしまったのですが、これが水道管に関しても同様のことが発生しうるのです。
季節の流れとしては夏を経て冬が訪れます。夏場は水道管内部にサビが発生しやすい傾向にあり、水道を使用する中でサビが排水管に傷をつけてしまいます。じわじわとダメージを負った水道管が、その後冬の寒い時期になって急激に冷やされることで、ヒビ割れや水漏れといったトラブルに発展してしまうというわけです。水道管は外でむき出しになっていますので、当然外気の影響を受けます。水道管内部の水も外気の影響により、夏は暖かくなり冬は冷たくなるので温度差が発生するのです。
冬の時期で最も多いトラブルは水道管の破裂です。外気の影響によって水道管内部の水が凍ってしまうことはよくあるのですが、その際に熱湯やドライヤーの熱風などを使用して解凍を試みる方が非常に多くなっています。先述の通り、温度差は破損の引き金になってしまいますので、水道管破裂という最悪の結果を生んでしまうのです。
水道管が破裂した際の対処方法
水道管が破裂した際ですが、素人にはどうすることもできません。破損してしまった水道管を交換あるいは補修する必要がありますので、そのような道具や材料、技術を持ち合わせている方はほとんどいないからです。水道管が万が一破裂してしまった場合には、真っ先に業者に修理依頼をするようにしましょう。それが最善であり、最短の手段です。
ただし、注意しなければならないのは水道管の破裂は周囲でも起きている可能性があるということです。そもそも水道管の破裂が水道の凍結に起因するのであれば、ご自宅だけでなくその周辺地域に関しても凍結が同じように起きている可能性が考えられます。そして、各家庭で解凍しようと試みた結果、水道管を破裂させてしまったという家庭がいくつもあるかもしれません。そうなると業者も各家庭からの依頼を受けることになり、結果として業者の取り合いのような状況になりかねません。
水道管の破裂は修理に時間がかかるトラブルですし、破裂した箇所によっては日常生活において大きな支障が出てしまうでしょう。そのため、水道の凍結に対して正しい処置をすることによって、できる限り破裂しないように心がけることが大切です。
まとめ
水道トラブルの季節的要素はあらかじめ予測することが可能ですので、できる限りの対策を講じる事によって防ぐことは可能です。トラブル発生から対処までの間使用できない状態になってしまうと、生活する上で大きな支障が出てしまうかと思います。万が一トラブルが発生してしまった際には、たうん水道修理センターまでお気軽にお問い合わせください。高クオリティかつ迅速に対応いたします。